簡単解説



置換は、一瞬で文字列の置き換えを行うことができるので、1件ずつデータを修正する手間がなくなります
ぜひショートカットキー Ctrl+H と共に覚えて、作業効率向上を目指しましょう!
深堀解説
今回は文字列を置き換える方法について、深堀解説もしていきます
Instagramでも紹介しているとおり、置換は注意してほしいことがあります
それは、予期せぬ置換です
予期せぬ置換の具体例
例えば、下記の例をご覧ください

表の中にある「商品名」を「飲料名」に置き換えてみます

「検索する文字列」に「商品名」を入力し、「置換後の文字列」に「飲料名」を入力して、「すべて置換」をクリックすると、、、

「値の更新:飲料名一覧」という謎のダイアログボックスが出てきました
とりあえず、「キャンセル」をクリックしてみます

すると、目的の文字列は「飲料名」に置換できましたが、
関係ないC2セルでエラーが起きてしまいました
実はC2セルには数式が入っていて、数式の中にも「商品名」という文字が入っていました
この数式中の文字も置換されたことにより、数式が壊れてエラーが発生してしまいました

このように、何も対策をとらずに「すべて置換」を行うと、意図せぬ箇所が置換され、数式が壊れたり、文章がおかしくなったりすることが置換の注意すべき点です
では、予期せぬ置換を防止するにはどうしたらよいでしょうか
主な方法は次の3つです
- オプションをうまく使う
- 置換対象候補一覧から選択
- セル選択してから置換
予期せぬ置換防止方法 ①オプションをうまく使う
では、予期せぬ置換を防ぐための方法をご紹介します
まず、「検索と置換」ダイアログボックスの中にある、「オプション」をクリックします

クリックすると下図のとおり、隠れていたオプションが表示されます
今回の場合であれば、「セル内容が完全に同一であるものを検索する」にチェックを入れれば、予期せぬ置換を防止することができます

予期せぬ置換防止方法 ②置換対象候補一覧から選択
あらかじめ、置換対象候補の一覧を表示させ、その中から任意のセルを置換する方法もあります
手順は以下のとおりです
- 「検索と置換」ダイアログボックスにある「すべて検索」をクリック
- 置換対象候補の一覧が表示されるので、置換したいセルを選択
- 「置換」をクリック

これで目的のセルのみ置換することができます
予期せぬ置換防止方法 ③セル選択してから置換
最後に紹介する方法は、あらかじめ複数のセルを選択してから、置換を行うやり方です
こうすると、選択したセル範囲にある値のみを置換対象とすることができます

まとめ
- オプションをうまく使う
- 置換対象候補一覧から選択
- セル選択してから置換
置換は便利な反面、安易に置換すると予期せぬ置換をしてしまうことがあるので、上記のような対策をとって行うと、失敗なく行えると思います
参考になれば嬉しいです!